ルーローハンだけが台湾料理じゃない?現地在住日本人おすすめ台湾料理10選

台湾料理 トップ 台湾グルメ

独特の漢方の香りを纏ったルーローハンや、まっ茶色になるまで煮込んだ煮卵、
ジーローハン、柔らかく煮込まれた牛肉がたっぷり入った牛肉麺など、
台湾料理に初めて触れ、その魅力にすっかりとはまってしまった方も多いのではないでしょうか?

今回は、台湾料理のさらなる魅力をお伝えするために、
あえてガイドブックや他のサイトで触れられている有名店以外の台湾料理をご紹介します。

もちろん有名店は間違いなく美味しいのですが、私個人的には、
どこのサイトでも紹介されているような店にいくより、「現地の人に愛されるローカルの味」に
ありついた時のほうが、旅の高揚感や満足感がより大きくなると感じています。

ローカル志向のあなたには、
きっと満足いただける情報だと確信しています!

台湾料理とは

はじめに、簡単に台湾料理とは何か、簡単にご説明します。
台湾料理には、一体どんな特徴があるのでしょうか?

簡単にまとめると、
中国南方の料理(閩菜/客家菜)をベースに、日本料理の影響と、
さらに台湾独自のエッセンスが加わった料理
とでも言えます。

もう少し詳しくみてみましょう!

台湾料理の特徴その1-福建省南部(閩菜)の影響

台湾料理のルーツのその1は、福建省南部の料理、閩菜にあります。

中国の福建省南部からやってきた人たち(閩南人)が
民族的マジョリティーを占める台湾は、
やはりその地方の食文化を色濃く残しています。

ニンニクを多用し、少々甘めの味付けといったものは、
福建料理と台湾料理が共通する点ですね。

しかし、味が濃いわけではなく、比較的塩分濃度は低い印象です。
ですので、日本人からすると、特に炒め野菜やスープの味が
薄いと感じる場合もあるかもしれません。
(越してきた当初は私もそうでしたが、
今はむしろ日本の食べ物が塩っぱく感じるように・・・・)

その分、しっかりと素材の味が感じられると個人的には感じています。

台湾料理の特徴その2-乾物や豚肉を多用する客家料理の影響

台湾料理 客家
客家料理の定番、梅干扣肉

客家料理もまた、台湾料理の一角と言えるでしょう。

広東省とその周辺からは多くの客家人が台湾へわたってきました。
梅干し等の漬物や、干し大根、干しタケノコなどの
乾物を多く使うことが特長の客家料理も、
台湾では日常的に食べられています。

客家料理専門のレストランもありますが、
普通の食堂のメニューにしれっと客家料理が入っていることも。

干したからし菜と豚バラ肉をじっくり煮込んだ梅干扣肉は、ザ・定番の客家料理!
漬物の酸味と豚バラの脂身の甘さが絶妙で、ご飯が止まりません。

台湾料理の特徴その3-おでんや味噌汁などの日本料理の影響

台湾料理 おでん
おでん

加えて、日本統治時期を経験した台湾では、
食卓に味噌汁が並ぶことや、
市場でおでん(中:関東煮,黑輪、台:オレン)や
刺身(中:シェンユーピエン、台:サシミ)を売る店があったりと、
日本料理を見かけることも少なくありません。

寿司はもちろん、うなぎ丼やオムライスまで、
台湾アレンジが加わっていることもありますが、
気軽に日本料理を楽しむことができます。

甜不辣(てんぷら/魚の練り物)や 阿給(あげ/油揚げ)など、
日本語がそのまま台湾語に取り入れられ、今でも残っている言葉もあります。

台湾料理の特徴その4-台湾らしい香辛料

台湾料理 煮卵
台湾のコンビニに入ると飛び込んでくる独特のにおいの正体:茶葉蛋

台湾料理は、香草(セロリ・コリアンダー・台湾バジル)や
香りの強い香辛料(八角・フライドエシャロット)を多用するという特徴もあります。

特に八角の香りは少々特徴的で、食べ慣れていない日本人には
受け入れがたいという人もいるかもしれませんね。

台湾のコンビニに入ると、鼻に独特な香りが飛び込んできますが、
その正体はたくさんの香辛料と醤油、お茶の葉っぱで煮込んだ卵、茶葉蛋
まさにザ・台湾の匂いです。

日本でよく見る「台湾料理」って本当に台湾料理?

日本では商店街の一角や駅前に、
結構「台湾料理」の看板をあげた店がありますよね。

こういった店で台湾料理を食べたことがある!
という方も多いと思います。

ピリ辛の豚ミンチがのった台湾ラーメンや
担々麺や酢豚、エビチリなどが定番メニューとしてラインナップしている店が大半で、
ボリュームたっぷりで取っても美味しい!

のですが、残念ながら、それは「台湾料理」ではなく、
いわゆる「中華料理」です(笑)
*なぜ台湾料理なのかは聞いてみたいところですが。。

確かに担々麺に似たようなビジュアルで、
肉そぼろがのった麺料理として「擔仔麵」や「肉燥麵」というものはありますが、
基本的に辛くはありません。

もちろん台湾ラーメンは私も大好きなのですが、
台湾料理か?といえば、正直そうではないと思います。

小籠包は上海料理?

台湾料理 小籠包

台湾といえば、小籠包!というイメージがありますよね。
確かに、ディンOOフォンは日本で一番有名な小籠包レストランといえるでしょう。

しかし、台湾人はそんなに頻繁に小籠包を食べるわけではないんです。。。
実際、私も台湾で暮らし始めて、台湾人の友人から「小籠包食べに行こう!」と
言われることはほとんどありません。(笑)

理由として、
そもそもディンOOフォンが台湾人にとって決して安くはないという点があげられます。

また、小籠包も、実は厳密な意味では
台湾料理ではないと言えます。

というのも、もともと台湾は米文化で、
小麦粉を使った麺や餃子、点心類の多くは
第二次世界大戦終了後に台湾に入ってきました。

小籠包も実は、上海周辺が発祥の料理なんですね。
なので、台湾では小籠包を売るレストランは
上海料理や浙江料理として分類されることもあります。

現地在住日本人が教える台湾料理

さて、前置きが長くなってしまいました。
ここからは、現地在住の私が紹介する、台湾旅行で外せない台湾料理10選を
ご紹介します!

ルーローハン(滷肉飯/肉燥飯)

台湾料理 ルーローハン
台南で食べるルーローハンとサバヒー(虱目魚)の組み合わせは絶品

ザ・定番の台湾料理といえば、
真っ先にあげられるのがルーローハン(台:ローバーブン)。

細かく切ったバラ肉やミンチ肉を、
醤油・砂糖・フライドエシャロットなどの調味料でじっくりと煮込み、
たっぷりとご飯にかけた料理です。

ルーローハンは、
いわば、日本における牛丼のような感覚で、
手軽にささっと食べられる台湾人のソウルフード

レストランごとに使う肉の部位や調味料、
トッピングが異なるので、いろんな店を食べ歩き、
自分好みのルーローハンを見つけてみるのも面白いかもしれません。

ルーローハンの大まかな種類と豆知識

ルーローハンは、

  • バラ肉や豚の皮を使用したこってりタイプ
  • 脂身少なめのミンチを使用したあっさりタイプ

2タイプに分けることができますね。

また、ここからは豆知識ですが、
ルーローハンの呼び方は実は2種類あり、
特に高雄や台南の南部で「ルーローハン」と注文すると、
おっきな角煮がご飯に乗ったものが出てくることがあります。

ルーローハンの漢字表記は滷肉飯(魯肉飯)で、
その字面の意味は、煮込んだ肉+ご飯。

南部はこの字面どおりの煮込み肉=角煮が
ご飯に乗った料理が登場するわけです。

台湾料理 控肉飯
おっきな角煮が乗った控肉飯

ですので南部を旅行する際は、
ルーローハンのもう1つの名前である、
ローザオファン(肉燥飯)と注文するようにしてくださいね!

ちなみに、台北だとルーローハンもローザオファンも、
同じ料理が出てきます。

また、逆に台北で角煮ご飯が食べたければ、
コンロウハン(控肉飯)を注文するとOKです!


合益佳鶏肉飯
グーグルマップ

こちらは台湾大学裏手にある店で、
いつも台湾大学の学生でいっぱい!

ボリューム・価格ももちろん、
味も絶品ですよ。

ジーローハン(雞肉飯)

台湾料理 火雞肉飯

同じくご飯もので有名なのは、
鶏肉の旨味たっぷりのジーローハン(雞肉飯)ですね。

ルーローハンと比較すると、
鶏肉なのでやはりあっさりなのに加え、
醤油を加えていないため、

鶏肉の旨味、鶏肉の油がしみたご飯、
フライドエシャロット(オニオン)の香り
しっかりと味わうことのできる料理です。

アジアには、タイのカオマンガイ、マレーシアの海南雞飯など
さまざまなチキンライスがありますが、

台湾のジーローハンの特徴としては、
胸肉を使用しているということがあげられ、
そのヘルシーで素朴な味わいが楽しめる点にあるでしょう。

鶏肉だけでない?台湾のいろんな「鳥」ライスシリーズ!

台湾で味わうことのできる鳥飯(バードライス)は、
鶏飯(チキンライス)にかぎらないんです!

台湾中部の嘉義が本場、七面鳥を使用した火雞肉飯

雞肉飯の本場と言われているのは台湾中部の嘉義で、
この周辺では七面鳥を使用した「火雞肉飯」が主流となっています。

柔らかな肉質と、旨味の強さが特徴的で、
個人的にはふつうの鶏肉飯よりも断然好みです。

ガチョウがのった鵝肉飯

台湾料理 鵝肉飯
良質な脂が乗ったガチョウご飯 鵝肉飯

ガチョウ肉(鵝肉)は日本ではほとんど見かけることのないため、
ちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、
台湾では結構日常的に食べられています。
(とはいえ、鶏肉よりも値段は張りますが)


肉質は非常に滑らかで、
味としては、鶏肉の味をもう少し濃くしたような?強い旨味があり、
個人的には台湾で良く食される鳥類(鶏・鴨・七面鳥・ガチョウ)の中では
もっとも好みですね。

また、ガチョウ料理屋さんでは、
茹でた肝や砂肝などもいただくことができます。

土日なんかは昼間からビールとガチョウで乾杯!なんてしている
台湾のおっちゃんたちをよく見ます(笑)

呈信伝統鵝肉店永貞店
Google Map

じつは種類が様々?牛肉麵

台湾料理 牛肉麵

台湾料理といえば、
牛肉麺(中:ニョーローメン、台:グーバーミ)
非常に人気が高いグルメの1つですね。

牛肉麺は、
醤油ベースの紅燒タイプと、
牛出汁スープオンリーの清燉タイプ
2タイプに分かれます。

紅燒タイプは、
豆板醤のピリ辛風味に牛油の濃厚なコク、
さらに八角やシナモン等のスパイス類の複雑な香り
が入り込む、
非常に奥深い味わいが特徴。

もちろん店によって、
豆板醤やスパイス類を一切使わず、
牛出汁と醤油というとってもシンプルなものも。

対して清燉タイプは、
醤油も豆板醤も使わず、
牛肉の旨味が詰まったスープだけの味わいでいただくタイプ。

個人的な一押しは、
永和という台北市内から少々外れた場所の住宅街にある
永和北方牛肉麺です。

こちらはいわゆる紅燒タイプなのですが、
非常に濃厚な牛肉の旨味と、
何層ともに合わさったなんともいえないスパイス類の香りを
楽しむことのできる牛肉麺です。

台湾でいくつもの牛肉麺屋さんを食べ回りましたが、
こちらの牛肉麺は、コク・香り・味どれを取ってもダントツ1番。
また、麺の種類も〜から選べることも魅力の1つです。

コラーゲンたっぷりの美肌料理、豬腳

台湾料理 豬腳

ぷりぷりに煮込まれた豬腳=豚足は、
個人的には大好きな台湾料理です。

コラーゲンたっぷりで、豚足を食べた翌日は、
なんだかお肌の調子が良い気がします(笑)

煮込んだものをご飯といただくのも一般的ですが、
私が個人的に大好きなのは、素麺と一緒に食べる豬腳麵線

豬腳麵線
 許仔猪脚面線 ぷりぷりに煮込まれた豚足と、あっさりした透明なスープ 

迪化街付近の許仔猪脚面線は、新鮮な豚足を
じっくり煮込んだにゅうめん&スープがいただけます。

驚くほど臭みや脂っぽさがなく、
ぷりぷりの豚足のうまさ100%!

ぜひ食べていただきたい逸品です。

ちなみに、もちもち・ぷりぷりした食感を台湾ではQ(台:キュウ)
というのですが、まさにその形容にぴったり!

肉圓

肉圓
蒸したタイプのローワン

世にも不思議な見た目の台湾グルメ、
肉圓(中:ローユエン・台:バーワン)は
米粉やタピオカ粉で肉やエビを包んだ料理です。

大まかに、蒸したタイプと揚げたタイプの2種類に分かれます。
(*一部地域では焼いたタイプもあり)

揚げたタイプは皮が油を吸って透明になり、
まるで夏の涼菓子「葛餅」のよう。
タロイモを甘く煮詰めた紫色のペースト(芋泥)がのっているお店もあります。
付け合わせの餡も、少々甘め。

蒸したタイプは主に台南周辺が主流のようで、
エビと豚肉が両方入ったタイプ。
餡は鰹節とニンニクが効いていて、うまみたっぷり。

MRT南京復興付近にある福珍園肉圓(Google マップ)では、
蒸したタイプのあっさり肉圓がいただけます!

また、四神湯というホルモン&数種の漢方をじっくり煮たスープも、
ぜひ一緒に味わっていただきたい逸品。

近くには、遼寧街夜市(Google マップ)もあるので、
二軒目を探し歩いてみるのも良いかもしれません笑

麵線

台湾料理 麵線

こちらは日本人の口にも必ず合う、
台湾の素麵を使った麺料理「麵線」(中:ミェンシェン、台:ミーソア)。
いわば、にゅうめん、ですね。

たいていは、麺と一緒に大腸が入った「大腸麵線」
牡蠣が入った「蚵仔麵線(台:ウアーミーソア)」として売られています。

スープは鰹節ベースの少々とろみがついたタイプで、
二日酔いの時にでも食べたくなるようなやさしさ。

麺もクタクタに煮込まれており、朝ごはんや、おやつ、
遅めの夜食にもちょうどいいボリュームですね。

ただし、基本的にすりおろしニンニク、唐辛子、パクチーがトッピングされますので、
苦手な方は、注文時に「不要 蒜頭/辣/香草」と紙に書いて、
必ず店員さんに伝えるようにしましょう!

正直、麺線はどの店で食べても美味しい上に、
コンビニと同じくらいの頻度で見かけるくらいかなり数が多いので、
わざわざ麺線の店を探し歩く、というよりも、
小腹が空いた際にGoogle Mapで「麺線」と検索し、
付近で評価の良いお店にふらっと入ってみることをオススメします。

価格の目安としては、
大:60~70元
小:45~50元
くらいですね。

油飯米糕

米糕・油飯

いわゆる台湾式の「おこわ」である「油飯(中:ヨウファン)/米糕(中:ミーガオ)」も、
台湾旅行時に食べておきたいものの一つ。

炊き上げたもち米を、
干しエビ・椎茸・細切れ肉・フライドエシャロットなどの具と、
醤油ベースのタレで混ぜ込んだ油飯

店によって具の種類やご飯の硬さ具合が結構異なりますが、
それも食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね。

排骨酥麵

排骨酥麵

サクサクに揚げたのち、甘辛いタレで煮込んだスペアリブ(排骨酥)がのった
醬油ベースの麺料理、排骨酥麵

どこか馴染みのあるスープに、少々太めの麺が絡んでとてもおいしい!
くたくたに煮込まれた大根も、排骨酥麵には欠かせない具の1つです。

骨付きスペアリブは、長時間煮込まれている為か、
お箸でちょっとほぐすとすぐに骨を外すことができます。
トロトロになった軟骨と、やわらかいお肉が絶品。

少々台北中心部から外れた場所の住宅街の「永和」というエリアにある、
下港米糕排骨酥店(Google マップ)の排骨酥麵が絶品ですね。
もちろん、観光客はゼロですよ。笑

まとめ

以上、現地在住日本人が教える台湾料理10選でした!
ぜひ台湾旅行のプランや、旅の妄想を広げる際に、ご参考いただければ幸いです。

おまけ 日本で台湾料理を食べるならここ!微風台南(京都)

これだけたくさん美味しい台湾料理を紹介しても、
今の状況、台湾に行けるのはいつになるやら。。。。

という感じですよね。そんな皆さん、関西在住であれば、
京都の微風台南(Facebookページ)、ここに行けば間違いありません。

ルーローハン、牛肉麺はもちろん、台湾でも台南でしか食べられない棺材板や、
冬は麻油雞など、ものすごいラインナップの台湾料理が食べられます。

以前京都で大学生をしていた頃は、台湾からの留学生達と何度も訪れたことがあるのですが、
みんな「ほんものや!」というくらい、美味しくて台湾そのままの味と雰囲気が楽しめますよ!

台湾料理だけでなく、マニアックな台湾スイーツも紹介してます。
よかったらご一読くださいね!

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